ポメリー キュヴェ・ルイーズ

Pommery Cuvee Louise

ポメリー社のラインアップの最高傑作。3つの最上のグラン・クリュ畑で最良のぶどうが収穫できた年にのみ造られます。ぶどう品種は、シャルドネ種が60%、ピノ・ノワール種が40%。6年以上の長期熟成によって仕上げられます。

Absolute Purity.
そう呼ばれるシャンパンがあります。それはきわめて純粋なシャンパン、キュヴェ・ルイーズ。このプレステージ・シャンパンは、シャンパンの世界を変えたともいわれる、マダム・ポメリーの探究心とあふれるチャレンジ精神に敬意を払い生まれました。マダム・ポメリーが生み出した「ポメリー・ナチュール
1874」の伝統を持つキュヴェ・ルイーズは、現在ポメリーのラインナップの中では最も残糖度が少ないスペシャル・キュヴェ。つまりキュヴェ・ルイーズは、自然なままのきわめて純粋なシャンパンでもあるのです。つつましやかな外見ですが、ひとたび口に含めば、その醸造過程でのこだわりがうかがえます。純粋さ、繊細さ、優美さを完備する美しいスタイル。ポメリースタイルの真髄ともいえるのが、キュヴェ・ルイーズです。

キュヴェ・ルイーズを語るには、まずマダム・ポメリーの話をしなければなりません。1858年、ポメリー社の経営を引き継いだ彼女は、これまでにないシャンパンを作り出すことに、会社の将来を託しました。幾年もの歳月をかけ、シャンパーニュ地方最高レベルのぶどう畑からうまれた究極の品質のぶどうを使って、「ポメリー・ナチュール1874」という初のブリュット(極辛口)のシャンパンを生み出したのです。これをきっかけにポメリー社は大躍進し、英国をはじめ多くの国々でブリュット(辛口)のシャンパンが好まれるようになりました。ルイーズが亡くなったときは、彼女の偉業をたたえ、フランスでは女性で初めて、国葬に近い葬儀が催されたと言われています。フランス政府の代表もまじえた2000人もの人々が参列し悲しみにくれました。彼女の偉業を讃え続けるため、マダム・ポメリーの名前、ジャンヌ・アレクサンドル・ルイーズと彼女の愛娘ルイーズの名前が、同社最高級のシャンパンに使われることになりました。

アヴィズ、クラマン、アイ。キュヴェ・ルイーズはこの3つのグランクリュ・畑のキュヴェ・ルイーズ専用区画にあります。繊細なシャルドネを生むアヴィズ、まろやかなシャルドネはクラマンから、そして気品あるアイのピノ・ノワール。キュヴェ・ルイーズの畑はその土地のポテンシャルを見極めていたポメリー夫人が切り開いたぶどう畑の中心部に位置し、1881年から引き継がれる伝統ある農園です。丘陵の中腹に位置する畑、頂の近くに位置する畑、高台に位置する畑・・・十分な日当たりと風通しのよさ、土壌の水はけのよさに恵まれています。キュヴェ・ルイーズの畑には年間を通じて特別な配慮がなされます。適切な剪定、摘芽、整枝、そして収穫から醸造過程の最後の瞬間まで、ひと時も妥協は許しません。